読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

機能ブロガーと無機能ブロガー

読者に実用価値を提供することによって対価を得るブロガーが少なからず存在して、彼らを機能ブロガーと呼ぶことにしよう。単純なhow-toや精神論的なライフハックではなく、あくまでも、読者の職能や年収の向上、或いは問題解決に直接効果を持つ手法を提供す…

人工知能は私たちを滅ぼすのか 〜IT文明の未来を示す預言書〜

本書の記述の殆どは、ITとインターネット、及びAIの発展史だ。チューリングマシンのアイデアと情報理論の黎明に始まり、ノイマン型コンピュータの開発からインターネットの登場、そしてAI発展の歴史が一通り舐められている。ここらへんの経緯について、最近…

モナドの領域 〜GODが哲学を語るSF〜

筒井康隆を久しぶりに読んだのは、「おそらくは最後の長篇」と書かれている帯が偶然目に留まったからだ。所謂第一世代のSF作家で存命なのは筒井康隆と豊田有恒くらいだったか、あと眉村卓かな。かつて読み耽ったSF作家も、みんなそういう年齢なんだよなと思…

パカレ ポマール レ・シャンラン 2003

本日の銘柄をエチケット(ラベル)に従って記述すると『ポマール,プルミエクリュ,レ・シャンラン,フィリップ・パカレ』となる。ブルゴーニュワインの名称は複雑で、今回の場合その意味は『このワインはポマール村のシャンランという一級格付け畑で収穫された…

シャトー・ラグランジュ 1999

ワインの話題はそのジャンルの狭さに反して、決してネタ切れにならないところがいいところかもしれません。この業界はワインに点数つけ続けて、何十年と食いっぱぐれない職業が成り立つくらい深い世界であるらしい。k-oniisanもそうした評論家氏が著した辞典…

シャトー・ポンテ・カネ 2001

CH ポンテ=カネは’94から’00までのヴィンテージを飲んでいて、その品質の高さは世間の評価通りだと感じていた。ハズレだったのは98だけだと記憶している。01を開けてみたのは、2001年のボルドー左岸についての風説、曰く「古典的な長熟型だ」「いや早く飲め」を…

経済物理学で経済政策を評価する方法ってあるのかな

水の温度が100℃を超えても沸騰しない現象を「過熱」といい、0℃を下回っても凍らない現象を「過冷却」という。 過熱/過冷却状態の水に砂粒を落とすなどして刺激を加えると、それが引き金になって一気に水の相転移が進む。つまり、砂粒の刺激によってぎりぎり…

暇なのでつぶやいたことを加筆訂正してまとめてみた <今のままでいて>

今のままでいて HDニューマスター版 [DVD]出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2010/01/01メディア: DVD購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (3件) を見る■中学高校の頃、年末年始の深夜に放映される映画が好きで、毎年楽しみにしてました。ゴー…

重力の再発見 −アインシュタインの相対論を超えて−

重力の再発見―アインシュタインの相対論を超えて作者: ジョン・W・モファット,John W. Moffat,水谷淳出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (11件) を見る銀河を公転する恒星は、銀河円…

シャルロパン=パリゾ シャルム・シャンベルタン 2002

ブルゴーニュのグランクリュです。初回リリース直後に入手。当時1.9万くらいでした。今入手するといくらになるんでしょうね。 シルキーで繊細な舌触り。濃厚タイプではないが黒果実系の香りと深みあり。酸は強いが滑らかなのでとても爽やか。タンニンは並。…

女が男を厳しく選ぶ理由(わけ)

女が男を厳しく選ぶ理由(わけ)作者: アラン・S・ミラー/サトシ・カナザワ,伊藤和子出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2007/07/28メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (8件) を見る本書は、タイトルから連想…

2050年の人口予測は当てにならないかも

メディア・パブ: 2050年の人口予測,大変な時代に突入へ 今回の発表資料“2008 World Population Data Sheet”のようにまとめて眺めてみると,改めて大変な時代を迎えようとしているのを認識してしまう。 上記リンクでは2050年になっても中国やインドでは人口…

暴走する資本主義

暴走する資本主義作者: ロバートライシュ,雨宮寛,今井章子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/13メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 170回この商品を含むブログ (95件) を見る本書は、我々生活者が持つ社会的二面性を鋭く指摘している。 二…

スイーツ(笑)を口説く超ひも理論研究者

ひも 「僕たちの住む時空は4次元だと思われているけど、本当は10次元かも知れないんだ」 ス 「?」 ひも 「例えば、2次元の世界に住む平面人がいるとしよう。彼らは自分が前後と左右に動けることによって世界が2次元だと認識する」 ス 「うん」 ひも 「もし平面…

シャルロパン=パリゾ シャンボール・ミュジニー 2005

2005年はボルドー、ブルゴーニュ共にグレートなヴィンテージでかつ価格高騰の年。02,03のブルゴーニュも優良な年だったものの、初回リリースはこのドメーヌの同じ銘柄で5,6千円位だったと記憶している。それがこの05は既に一万円オーバーてどういうこと? 村…

量子力学の解釈問題 −実験が示唆する「多世界」の実在−

量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス)作者: コリン・ブルース,和田純夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/21メディア: 新書購入: 6人 クリック: 146回この商品を含むブログ (25件) を見る完成された体系と言われて久し…

禁断の市場 −フラクタルでみるリスクとリターン−

禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン作者: ベノワ・B・マンデルブロ,リチャード・L・ハドソン,高安秀樹,雨宮絵理,高安美佐子,冨永義治,山崎和子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/06メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 91回この商…

日本人はどこまで減るか −人口減少社会のパラダイム・シフト−

日本人はどこまで減るか―人口減少社会のパラダイム・シフト (幻冬舎新書)作者: 古田隆彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (9件) を見る眼から鱗の人口問題。学術的分析が豊富で、広範なデ…

次のグローバル・バブルが始まった! −国際マネーはこう動く−

次のグローバル・バブルが始まった!作者: 山崎養世出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/07/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (6件) を見る著者の山崎養世氏は、やはりただものではないと思う。若くしてゴールドマン・…

DRC ボーヌ・ロマネ 1999

劣化ボトルでした。3年くらい前に7万ウン千円で購入して以来、自宅セラーに置きっぱなしにしておいたのがいけなかったのでしょう。猛暑の折には、セラー内部が20℃超えることもしばしばで振動も少しあったかも。ダレた甘みと芯が抜けた感の複合攻撃は初体験…

時空の量子は仮説

クレヨンしんちゃんに出てくる「カンタムロボ」ってガンダムのパロディかと思いきや、実は「量子(Quantum) ロボ」のこと。なにやら凄そうな超絶テクノロジーが使われているんですよ、きっと!ってしょうもないネタはともかく、今更これに 時空の原子を追うループ…

米中経済同盟を知らない日本人

k_oniisanは年間150冊くらい本を読む。これが多いか少ないかはともかくとして、スゴ本と言える程のものには毎年3,4冊しか遭遇しない。毎週スゴ本を何冊も紹介しているようなブログもあるものの、世の中に凄い本がそれほどあふれているはずはなく、殆どはアフ…

神は妄想である

神は妄想である―宗教との決別作者: リチャード・ドーキンス,垂水雄二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/05/25メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 257回この商品を含むブログ (175件) を見るリチャード・ドーキンスはその著書『利己的な遺伝子』が日本…

ユング入門としての河合隼雄

学生時代、ユングにハマっていたk_oniisanは当然、河合隼雄の著書を受け売りしてユング通ぶっていたものです。昨今ありがちな心理学かぶれのイタい輩を見ていると、当時の自分を思い出して苦笑します。というより、あまり進歩していない今の自分を鏡に映した…

ユドロ・バイエ -ボンヌ マール- 2004

確かリリース直後に購入して保管しておいたものを、先日開けました。 抜詮時、甘い芳香が部屋いっぱいに広がり、その香りにふさわしい期待感を抱きながら、ひとくち、ゆっくりと舌でころがし、口腔全体に行き渡らせながら飲み込む。ベリー系のまろやかな甘み…

シャルロパン=パリゾ ジュヴレ・シャンベルタンVV 2004

友人宅でワインパーティー。といっても今回は3人でささやかに。 ブルゴーニュの人気銘柄は年々価格上昇で入手困難。予約開始後、瞬時に売り切れることで名を馳せたドメーヌも少なからずあるようですが、流石に高騰しすぎた結果、最近は売れ残ることもあるら…

シャトー ラトゥール 1994

友人のHosukeFilm宅でちょっとしたワイン・パーティー。 ワイン飲み会 - HosukeFilm南長崎日記 こんな機会にしか開ける気がしない(という以前に買えない)最高クラスのワインを持ち込みました。ワイン・スノッブ(見習い)としては、こうした場合のお約束ご…

シャトー ラルシ・デュカス 1977

最近は97ボルドー主体と言っておきながら今回は1977年になってます。 77ボルドーはひどいヴィンテージらしく、ロバート・パーカーによれば『70年代で最悪で、以後も悪い意味で並ぶもののないままである』『人生はあまりにも短いのだ。この年のボルドーを飲ん…

シャトー カントナック・ブラウン 1997

'97年ボルドーのヴィンテージ評価は「中の下」くらいと、なんとかオフ・ヴィンテージの烙印を押されずに済んでいる程度。全般的に薄くて軽いワインになっていて、シャトーによる出来不出来の差が大きい。そうした評価のおかげでお手頃価格となっているものの、…

ステルス・デザインの方法

『物理数学の直観的方法』という解説書があって、物理数学の直観的方法作者: 長沼伸一郎出版社/メーカー: 通商産業研究社発売日: 2000/08メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 156回この商品を含むブログ (37件) を見るこの著書は、物理学を習得する上で欠か…

マッカラン 18年

近所の酒屋でマッカラン18年を衝動買い。自分の稼ぎが如何ほどなのか殆ど念頭から消し飛んでることを最近自覚しつつあります。高級酒の購入は計画的に、と自らに言い聞かせる標語が必要な気がしてきました。 ウイスキーは体質に合っているみたく、いくら飲ん…

カンブリア爆発の謎

今世紀に入ったあたりから一般向けの科学書の質が向上しているような気がしていた。 どんな専門分野においても、その領域独特のテクニカル・タームとレトリックが存在し、なじみの薄い一般人は勿論、プロでも専門外であればそれを理解し難い。かつてはそうし…